ロカルノ国際映画祭 (ロカルノこくさいえいがさい、伊: Festival internazionale del film di Locarno, 英: Locarno Film Festival)は、スイス南部、イタリア語圏のティチーノ州ロカルノで、1946年から毎年8月に開催されている国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の映画祭である。
グランプリは1968年より金豹賞と呼ばれている。それ以前は様々な名称で呼ばれていた。準グランプリは審査員特別賞となっている。名誉豹賞は1989年から授与されている。
ロカルノの中央広場「ピアッツァ・グランデ」を野外上映スペースにして、設置されたヨーロッパ最大の屋外スクリーン(26mX14m)では一度に7500人の観客が映画を観賞できる。
金豹賞受賞作品
名誉豹賞受賞者
日本に関係する受賞
- 1954年 - 衣笠貞之助監督の『地獄門』がグランプリを受賞
- 1961年 - 市川崑監督の『野火』がグランプリを受賞
- 1970年 - 実相寺昭雄監督の『無常』が金豹賞を受賞
- 1987年 - 山本政志監督の『ロビンソンの庭』が審査員特別賞を受賞
- 1996年 - 稲住奈緒監督の『連-REN-』がVIDEO ART 部門入選
- 1997年 - 稲住奈緒監督の『An Age Of DECADENCE』がVIDEO ART 部門でグランプリを受賞
- 2004年 - 市川準監督の『トニー滝谷』が審査員特別賞をはじめとして3つの賞を受賞
- 2005年
- 国際コンペティション部門で諏訪敦彦監督の『不完全なふたり』が審査員特別賞を受賞
- ドキュメンタリー映画を扱う人権作品部門において、ジャーナリスト綿井健陽の『Little Bird - イラク戦下の家族たち』が最優秀賞を受賞
- 2007年 - 小林政広監督の『愛の予感』が金豹賞を受賞
- 2008年 - 平林勇監督の『BABIN』がLeopard of Tomorrow 審査員特別賞、ヤングジュリー賞の2賞受賞
- 2009年 - 日本のアニメ作品を特集した「Manga Impact」が開催され、アニメーション演出家の高畑勲と富野由悠季が名誉豹賞を受賞
- 2011年 - 青山真治監督の『東京公園』が審査員特別賞を受賞
- 2015年 - オフィス北野が「ライモンド・レッツォニコ賞」(ベスト・インディペンデント・プロデューサー賞)を受賞
- 同年、 濱口竜介監督の『ハッピーアワー』出演の川村りら、三原麻衣子、菊池葉月、田中幸恵が最優秀女優賞受賞
- 2016年- 塩田明彦監督の『風に濡れた女』が若手審査員賞を受賞
- 2021年 - 細田守監督の『竜とそばかすの姫』がキッズ賞を受賞
脚注
- 注釈
- 出典
外部リンク
- Locarno Film Festival(英語)
- スイス政府観光局(日本語):ロカルノ国際映画祭




