農政全書』(のうせいぜんしょ)は、明代の暦数学者・徐光啓が編纂した農書。

農業のみでなく、製糸・棉業・水利などについても扱っている。当時の明は、イエズス会の宣教師が来訪するなど、西洋世界との交流が盛んになっていたほか、スペイン商人の仲介でアメリカ大陸の物産も流入していた。こうしたことを反映して、農政全書ではアメリカ大陸から伝来したサツマイモについて詳細な記述があるほか、西洋(インド洋の西、オスマン帝国)の技術を踏まえた水利についての言及もなされている。徐光啓の死後の崇禎12年(1639年)に刊行された。

参考文献

  • 松丸道雄ら編 『世界歴史大系 中国史4』 山川出版社、1999年

関連項目

  • 『天工開物』
  • マテオ・リッチ

外部リンク

  • 『農政全書』60卷、道光23年(1843年)版(国立国会図書館デジタル化資料)

農政全書校注 (全三冊) 徐光啟 石聲漢 9787101143225 露天市集 全台最大的網路購物市集

農業全書

農政全書

《欽定四庫全書》本《農政全書》 (圖書館) 中國哲學書電子化計劃

2月28日刊行 改訂 新・日本農業の実際知識―希望もてる日本農業― 一般社団法人岩手県農業会議