多聞院(たもんいん)は、埼玉県さいたま市見沼区にある真言宗智山派の寺院。
歴史
延元年間(1336年 - 1340年)に開山された。元々は現在地の東に位置していたが、永鑁のときに現在地の南に移転し、「多聞院」と称した。1779年(安永7年)の憲海のときに現在地に移転した。京都市右京区の大覚寺の末寺である。
当寺の墓地には9基の筆子塔があり、その記述から享保年間(1716年 - 1736年)より寺子屋を開いていたことがうかがえる。
文化財
- 丸ヶ崎六地蔵石仏(さいたま市指定有形文化財 昭和52年4月14日指定)
- 丸ヶ崎円空作菩薩形坐像(さいたま市指定有形文化財 昭和54年5月4日指定)
交通アクセス
- 路線バスファミリータウン入口停留所より徒歩2分。
脚注
参考文献
- 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年


