ヒシナタリーは、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍に1996年のローズステークス、阪神牝馬特別、フラワーカップおよび小倉記念。馬名の由来は冠名「ヒシ」にフリオ・イグレシアスの代表曲「黒い瞳のナタリー」。
競走馬時代
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ
1995年11月25日、中京競馬場の新馬戦でデビューし、ロイヤルスズカの3着。3戦目で初勝利を挙げ、若駒ステークスも勝って連勝する。エルフィンステークス3着を挟んだフラワーカップで初重賞制覇を果たすが、忘れな草賞2着、NHKマイルカップ6着、白百合ステークス7着と勝てない競馬が続く、それでも4歳の身で出走の宝塚記念ではマヤノトップガンの4着に入る。夏から秋にかけて小倉記念、ローズステークスと重賞を連勝し、秋華賞11着、ジャパンカップ7着とGIで連続6着以下に終わるが、年末の阪神牝馬特別で重賞4勝目を挙げた。翌1997年、始動戦のオーストラリアトロフィーで1番人気に支持されるも17頭立ての17着に終わり、レース後に屈腱断裂が判明して引退、繁殖入りした。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
引退後
当初は静内町の出羽牧場で繁殖入りし、一時アメリカに里帰りして繁殖生活を送ったのち社台ファームで繋養され、2012年10月に繁殖を引退した。その後、2015年11月まで引退名馬繋養展示事業の助成対象となって中村雅明牧場で余生を過ごしていた。2016年以降の所在は不明。産駒から重賞勝ち馬は出なかったが、5番仔ヒシディーバから京都ハイジャンプを勝ったダイシンクローバーが、7番仔アイズオブナタリーから九州ジュニアチャンピオンを勝ったシュリーデービーが出ている。
産駒一覧
血統表
- 近親にグローリアスソング、デヴィルズバッグ、セイントバラード、レディバラード(クイーン賞、TCK女王盃)など。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- ヒシナタリー(USA) - 競走馬のふるさと案内所



