プリエミネンス(欧字名:Preeminence、1997年4月18日 - )は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍に2000年の関東オークス、クイーン賞、2001年のマリーンカップ、スパーキングレディーカップ、2002年のマリーンカップ、マーキュリーカップ、エルムステークス、2003年の浦和記念。重賞8勝すべてを柴田善臣鞍上で制している。
競走馬時代
2歳~3歳
1999年6月13日の新馬でデビューし初戦は3着。3走目の未勝利戦で初勝利を挙げる。その後、2歳の間に5戦するが勝利を挙げられず、初ダートとなった4歳初戦に2勝目を飾る。2走した後、関東オークスを4馬身差で勝利し重賞初制覇を挙げる。古馬初対戦となったマリーンステークスはシンコウスプレンダの2着、次走クイーンステークス7着となり芝に見切りをつける。その後2着、3着としクイーン賞を勝利。ジャパンカップダートは唯一の牝馬出走となったが4着と好走した。
4歳
4歳4走目のマリーンカップを人気に応えるとその後オープン戦を2勝、スパーキングレディーカップを57kgで勝利し、ジャパンカップダートは2年連続掲示板に載る。
5歳
1番人気で出走した川崎記念は5着、2走したマリーンカップを58kgで制覇し連覇を達成する。群馬記念を2着とし、大沼ステークス、マーキュリーカップ、エルムステークスと3連勝を飾る。マーキュリーカップは9馬身差の圧勝だった。続くJBCクラシックは1番人気に支持されるがアドマイヤドンに7馬身離された2着に敗れる。この年は東京競馬場の改修工事のため、中山競馬場の1800mで行われたジャパンカップダートでは、同レース3年連続の掲示板確保となる4着だった。
6歳 - 7歳
6歳初戦は川崎記念6着、その後7着、6着となる。群馬記念を2年連続2着となると続く東海ステークス、大沼ステークスでも2着、前年制覇したマーキュリーカップ、エルムステークスでも勝ちきれず、武蔵野ステークスは過去最低着順の12着に敗れるが次走浦和記念をクビ差で勝利、重賞8勝目を挙げる。続く名古屋グランプリは2着。
7歳になっても現役を続け50戦目にして初の海外遠征となったアメリカのサンタマリアハンデキャップに出走、6頭立て5着に敗れる。このレースを最後に引退。そのまま帰国せず、アメリカで繁殖牝馬となった。
引退後
アメリカで繁殖生活を送り、2010年に帰国。生まれ故郷のグランド牧場で繁殖入りした。2番仔・ハヤブサエミネンスの産駒に2017年兵庫ジュニアグランプリ覇者ハヤブサマカオーがいる。9番仔イージーナウはブロッサムカップの勝ち馬。4番仔・ヴィットリオドーロは種牡馬となり、産駒として兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬オマツリオトコや北海道2歳優駿の勝ち馬イグナシオドーロを輩出したが、2021年10月13日付で用途変更となり種牡馬を引退。引退馬協会の種牡馬から再就職支援プログラムを受けて卒業し、群馬県にある乗馬クラブアリサに移動した。
2017年10月31日に用途変更。功労馬繋養展示事業の対象馬にはなっていないが、現在も生まれ故郷のグランド牧場に繋養されている。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com及びJBISサーチの情報に基づく。
繁殖成績
血統表
- 祖母の半妹Silicon Ladyの孫に2015年カペラステークス勝ち馬のキクノストームがいる。
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- プリエミネンス - 競走馬のふるさと案内所



