枯渇性資源(こかつせいしげん)とは、自然のプロセスにより、人間などの消費速度以上にはされ補給されない天然資源のことである。再生不能資源、非再生資源とも言う。これに対して、利用速度以上に補給される天然資源を再生可能資源(非枯渇性資源)と言う。

枯渇性資源はその名の通り、資源を消費するとその分だけ資源量が減少し、資源量の増加速度が遅いため、使えば使うほど減少していく資源のことである。

エネルギー資源のうち、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料は枯渇性資源である。核燃料物質も枯渇性資源である。

金属や石灰岩類などの鉱物資源はどれも増加速度が遅いため、ほとんどが枯渇性資源である。ただし、鉱物資源はその必要量(消費量)の違いから、可採年数(年間生産量/確認埋蔵量)は鉱物によって大きく異なり、数十年とされているものもあれば、約数十万年分の埋蔵が確認されているような鉱物もある。

出典

  • 第4回 地球資源論(その1:資源枯渇問題) 広島大学地球資源論研究室 環境学概論

関連項目

  • 循環型社会
  • 資源リスク

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化石燃料の枯渇

コラム|福岡県リサイクル総合研究事業化センター